NPO法人とある
ふつう、ってなんだろう。
ふつうはどこにあるんだろう。
わたしたちの社会にはいくつもの目にはみえない線が引かれていて、
この線のこちら側とあちら側、集まった人数の多い方が「ふつう」だったりする。
目にみえない線をかろやかに飛び越えることができる人。
こちら側とあちら側を自由に行ったりきたりできる人。
そうした人々の足あとが、いつか「ふつう」をわける線を消してしまうかもしれない。
すべての人々の存在が肯定され、あらゆる人々がありのままの姿で包み込まれる社会。
それは必ずやってくる。
しかし、どうすればそのような社会をつくることができるのか、
今はまだその答えをだれも知らない。
わたしたちはその答えを探すため、そうぞうする。
自分の内にあるものをかたちにする
創造【そうぞう】のちから。
わたしとあなたのちがいを
想像【そうぞう】するちから。
あたらしい社会を【そうぞう】するこどもたちの学びを刺激する活動を届けます。
まだまだこどもかもしれない。もう大人なのかもしれない。
男性的なときもあれば、女性的なときもあるかもしれない。
雨のふらない国に生まれたかもしれない。夜のこない国に生まれたかもしれない。
ひとりの人間の中にもあらゆる矛盾と、あらゆるちがいが存在している。
ちがいを越え、わかりあえるかもしれない。
わたしとあなたは「かもしれない」という可能性でつながっている。
自分の心のうごきを表現し、【創造】をたのしむこと。
あなたとわたしは、ちがう心を持っていると【想像】すること。
創造と想像を行き来しながら、たくさんあそんで学んでほしい。
障がいがあっても、なくても。すべてのこどものための場をつくる。
こどものすがたと心のうちがわで起っていることをじっくりと観察し、想像すること。
こどもの興味やチャレンジに気づくこと。発見することを手助けし、ともにたのしむこと。
肯定的な姿勢で関わること。価値観の枷をはずし、ありのままを尊重すること。